海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

It’s full of stars

早いものでもう最終日である。今日は午前中で一般講演が終わり、12時から1時間最後の基調講演で締め。一般講演では、知性の中身を問う時に問題が解決できるかどうかじゃなく、問題を扱う時のバイアスに注目するべきだという、"signature testing approach"の話が面白かった。私もそう思っていたよ。あと、ジョロウグモの数値感覚の話は、なんか知ってるんだけど、ひょっとして昔オレが査読したことがあったりするんだろうか?

ということで、基調講演が終わったところで会場を後に。次の国際学会はいつにするかなあ、来年のエクセター、再来年のリスボンはどうしようか。で、会場の近くで車に拾ってもらってヨメサン子供と合流。帰りの飛行機は明日の朝なので、今日の午後はアサートンテーブルに行くツアーに参加するのだな。実は20年前にシロアリ調査の肉体労働要員として内陸部を含めケアンズからタウンズビルまでをうろうろしていた事があって、まあ今回もシロアリの塚とか見れるよねというやつだ。もちろん道路の脇にニョキニョキ立っていたし、木の上にも巣を見つけて、地面に降りてきている蟻道を壊してテングシロアリであることがわかったり、昔を少し思い出す。そういやああの時はニクアリやらハリアリやらブルアンツやらにひどい目にあわされたが今回は全く見なかったな。ツムギアリもワーカーを1個体見ただけ。冬で乾季だからか?で、まあツアーだしカンガルーやらロックワラビーやらお約束で見てから野生のカモノハシを見に。20年前もちらっとだけ見たのだけど、今回は運良くじっくり見ることができた。あと、ゴミグモの類も3個体見る。マルゴミみたいなのとシマゴミみたいなの。シマゴミみたいなのは頭を上に向けていた。午後からのツアーなので晩御飯は現地でBBQ。会場の周りには何もなくて、食後にポッサムとか見るために周辺を少し散歩するのだけど、そこが最高の星空で。こんなに綺麗な天の川が見れるなんて、と年甲斐もなく感動する。あまりに星が多すぎて、天頂にある蠍座の形状が認識できなかったという。南十字星も確認して大満足。というわけで、普通の観光ツアーだったけれどなかなか充実していたよ。