海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

改良主義

と言うわけで、朝イチで海辺のカフェで朝ご飯食べて空港へ。今日は1日かけて帰るだけ。で、行きに大変混雑したので、帰りもさぞやと思っていたけどパスポートコントロールでは日本人の列はささっと動いて税関も軽く通過。着陸して50分で出てこれた。バスに乗って梅田に着いた時点で1時間45分経過。この感じだとウチまで2時間40分くらいで帰れるな。実際には梅田で夕食食べたので帰宅は9時15分ごろ。お疲れ様でした。

で、今回の落穂拾い。プログラムも講演要旨も完全電子化になってて、それは基本的に良いことだと思うのだけど、インターフェースには改善の余地がある様子。プログラムがウェブアプリになってて講演要旨とリンクしているのは激しく素敵だけど、これはつまり、ネットに繋がってないとどうしようもないわけよ。今回の会場は無線完備で良いけれど、ケアンズはホテルのネット接続が有料なところが多いらしくって、こうなると不便よね、という。で、こういう形式だと、講演順などに変更があった時に、プログラムへの反映が表面上容易になるという運営上のメリットが出てくるわけで、今回は当日のスケジュール変更が頻繁に見られたのね。だけど、聞く側は前もってプログラムをチェックしてどのタイミングで部屋を移動するかとかあらかじめ決めていて、当日に会場ごとの講演タイトルが1ページに表示される形式なために一覧性の悪いウェブアプリのプログラムは見ないのよね。私はネット接続のこともあってPDF版のプログラムでスケジュール組んでメモを書き込んで何を聞くか計画してたわけ。こっちは複数の会場のスケジュールが同じページで並列に表示されていて、どの講演を聞くのか計画するにはやっぱりこの形式のほうがいいのよね。で、このPDFも最新版に常に置き換わってたそうだけど、こっちとしてはすでにファイルに書き込んでる内容を消すわけにはいかないので、それもできず。で、部屋に来て、なんか期待してた話と違うぞ?あ。ちゃうやんこれ!ってことが何度もあった。というわけで、ウェブアプリの一覧性を高めるか、スケジュールはできるだけ変えないようにするか、もしくは変更がある場合は参加者の登録メールアドレスにプッシュするか、のどれかを行えばいいだろうなあと思ったわけ。

最近の若い人の演題は、一般性を高める目的だろうけど、抽象的な言葉ばかり並んでて対象動物が何かわからないのがよくある。でもこういうのって、例えばクモの発表は全部聞きたいとか思う時代遅れの私みたいなのにしてみたら、演題だけで何を聞くか計画すると大事なのを聞き漏らしちゃうことにつながる。なので今回は講演要旨のPDF版でspiderをキーに検索して引っかかったものをまず優先的に計画に組み込むようにしたわけ。電子化はこういうことができるのが素晴らしい。のでウェブアプリの方でも是非そうすれば良いよね。現状は検索対象が演題だけだったのであともう一歩踏み込んでくれれば。