海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

阿部定

一時間目授業をして、急いで帰ってくる。ここ数日天気が良く暖かいようで、カメプールでの観察ができる最後のチャンスかもしれないから。帰り道にヨドバ○によって、二階から撮影するときの死角を少しでも小さくするためにカメラをベランダから突き出すための三脚ユニットを買う。突き出せるのは20cmほどだがないよりマシであろう。で、帰ってきて、芝生養生のためにどけておいたプールを再び設置。上陸場も足場をつけて登りやすいよう改良して水を張り、アカミミガメを放して撮影開始。死角は未だあるものの、カメが完全に見えなくなることは無くなった様子。素晴らしい。で、突き出すがゆえに不安定になった三脚が万一でも倒れると大惨事なので、紐でベランダに縛り付ける。これで例えばカラスとかカメラに止まったりしてバランスが崩れても落下にまでは至らないであろう。ということで三時間撮影。終わって夕方。カメをプールから出して、ビデオをパソコンに取り込んでいると、ヨメサンがプールにウチのイシガメズを入れても良いか?と聞いてくるので、いいよーと答えると、メスのシガボン、カメキチに一昨年庭で生まれたオス二個体がプールにドボン。私はというとパソコン作業しながら原稿書き、、、と、庭からヨメサンの悲鳴が!すわ!!と庭にかけていくと、血だらけのぐったりしたオスをヨメサンが手に持っている!!そして頭が見えない!!!!!まさか大きなメスが小さなオスを食っちまったか!?と大焦りするも、頭が出てきた。単に引っ込めてただけらしい。しかし、流血の惨事で、プールの中には血だまりもできている。どうしたん!と見ると、オスが交尾器を露出させていて、その周辺から血が出ている。で、プールを見ると、もう一匹のオスがカメキチと合体してるじゃないですか!これはもう一匹のオスも交尾をしていてそのときに何か事故が起こったに違いない。で、ヨメサンがシガボンをプールから出し、ケガしたオスを洗ったりしているうちに交尾中のカップルが結合を解いた。で、見るとオスは交尾器を露出したままでなかなかこれを体内にしまえず、ブラブラさせながら泳いでいる。さてはもう一匹もこうしていて、ブラブラしてるのを餌と間違えたどちらかのメスに噛みつかれたんじゃないか?ひー。と、ある程度何が起こったかはわかったわけだが、このケガしたオスをどうしたものか、と、ヨメサンがいろいろするうち、グッタリしていたのが少し元気になってきて交尾器も体内にしまわれたので、とりあえず他の個体と隔離して養生させようということに。あービックリした。イシガメのオスって二歳でもう交尾できるのね。もしもう既に精子も持っているなら、来年の今頃にはまた子ガメが出てくるんだろうか。。。カメキチは良いけど、もしシガボンも交わっていたら、それは親子交配なんだが。。。。と、汚れたプールの水を全部出して、洗ってやりながらいろいろ考える。その後、取り込んだアカミミのビデオを眺めて、上陸場で押し合いとかやってるのを確認。これで順位とか見れたら良いけど。ヨメサンには、単に体の大きさで決まってて、そんなに面白いことにはならないんじゃないか?とイヤなことを言われるのだけど、その辺はやって見ないとわからないわけでさ。