海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

助けてダニール

昨日上陸場での押し合いを観察したわけだが、後半では全個体が重なって上陸して甲羅干ししていた。どうも上陸場が広すぎるっぽい。ので、今日は面積を半分にしてみた。さすがにこうすると常に誰か水の中にいることになるのね。これで競争的状況が生み出せるかしら。

こないだから改定していた原稿が、一応完成した気がする。苦労したなあもう。週明けに英文校正に出そう。

人工知能 人類最悪にして最後の発明」を読んだ。人工知能が自律的に自己の性能を向上させることができるようになればその進歩は急速かつ加速度的に起こるので、人間は太刀打ちできなくなる。そして、人工知能の開発手法からすると、その挙動は本質的に予測不能で、もし人工知能の目的達成に人類が邪魔だと思えば容赦なく排除にかかると思われ、そうなったら私たちは太刀打ちできないだろう、と主張する本。で、この内容は最初の一章ほども読めば把握できて、後はそれが本当かどうかをああでもないこうでもないと論じ続ける。で、この部分が基本いろんな人へのインタビューから構成されていて、それが根拠もない見通しの数々がほとんどなもので、先のシナリオの当否を検討するのにあまり役立たない。ということで、読んでいる間ずっと「同じ話が続くなあ」と思っていたので、全然読書が進まず一月ほどもかかってやっと読み終わったという。とはいえ、このシナリオはありそうに思えるわけで、「未来の二つの顔」から随分遠くに来ちゃってるんだな、と思うという。いや、そんな話じゃなくって、どうしたら良いかというと、途方に暮れるね。

人工知能 人類最悪にして最後の発明

人工知能 人類最悪にして最後の発明