海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ああ淀川

今日来た学生は「私は先生がいるからこの学部を選んだんです」とか言いだした。「動物行動学がしたくって」とのこと。でも、そういうことがしたいんだったら何も(文理融合型とはいえ)社会学がメインストリームのこの学部を選ばなくったって良いじゃん、と私的には問うわけだが、「入れる大学の中ではここしかなかった」と答えられる。

講義で社会性昆虫の話をしていて、エイリアンって映画あるでしょ、って言ってみたら、受講生の中で見た事のある人が一人もいなかった。。。DVDを借りてきて見るのはハードルが高そうだ、とmahoro_sさんにコメントもらうが、確かに女子大生がひとりツタヤでエイリアンのDVDを手にしている姿はいまどき少ないやもしれない。テレビの洋画劇場が廃れた今、その手の教養はどこで身に付くのか。

オレ、以前から「ハリウッド映画で学ぶ生物学」とか銘打って、映画の一シーンを取り上げてそれをネタに生物学の知識を開陳する授業をやったらおもろいかなと思ってるのだけど、意外と現代的意義があるのかもしれん。

さてこういう状況を目の当たりにして、ウチの子には文化資本付けてもらわなきゃならんと思うわけで、実は先日からスカパで名作を録画しては上の子に見せている。裏窓とか、大脱走とか、ドクトルジバゴとか、ローマの休日とか既に見せた。こういう風に育てられるウチの子が幸せなのか不幸なのか良く知らんが、私もこの手のを見るとはなく再見して、若い時には気付かなかった発見があったりして楽しい。で、今のところわたくしが選んで見せているわけだけど、助走期間が過ぎたらあとは本人が探していって欲しいわけ。そのためには何か資料が必要ね。ということで、「死ぬまでに見たい映画1001本」と言うのを買ってみた。大列車強盗からゼロ・グラビティまで載ってる分厚い電話帳のような本だ。本棚にこっそり置いておこう。ちなみに、数えてみたらまだ私は223本しか見てない。まだまだ修業途中であるなあ。

死ぬまでに観たい映画1001本 改訂新版

死ぬまでに観たい映画1001本 改訂新版

  • 作者: スティーヴン・ジェイシュナイダー,野間けい子
  • 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
  • 発売日: 2015/01/10
  • メディア: 大型本
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