海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

いわゆるゼミというのを4コマ持っていて、その一つでは進化生物学まわりの本を皆で読むという趣向でやっている。で、去年までは輪読形式で、グループを作って分担を決めて、読んで行くやり方をしてたわけ。ところがそうすると、分担に当たってない人は必ずしも読んでくるとは限らず、またグループを作るのは発表前にメンバーでの議論が生まれるのを期待したのだけど、フタを開けるとグループの中でさらに細かく分担して、当日までメンバーがバラバラに準備して発表の時にそれをただ並べるだけ、ということになってしまっていたわけ。あんまり面白くない。ので、今年は毎週発表するのを諦めて、三週間ひとサイクルで、二週間かけて授業の中でグループの中で議論させて発表内容を組み上げて行く形にした。まるでオレの忌み嫌うアクチブラーニングみたいだが、決して流行に阿ったわけではなく、オレ的にはほっとくと議論をしたがらない学生を追い込むためやむなく譲歩したという苦渋の選択である。で、やってみて二週目だが、やっと会話が成り立ってきたというか、議論する中で内容を練るということの意味が伝わり始めた感じがする。しかし、言われているように、これ時間の無駄だよな。そして、教員としては退屈でしようがない。