海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ウルヴァリン

卒論〆切からも随分たち、なぜまだ添削をしているのかわからないオレですこんにちは。そんなわけで、なんだか気が乗らない今日なので、ワイパー直しに行って待ち時間の間に来年の少人数科目用のネタ本を探して読書したり。シラバス書かないといけないし。夜は精神安定のためシネコン。「ザ・コンサルタント」。数字扱えるのって強い、という話。いや、なんかとっても変わった映画だった。アクションサスペンスの形式を借りて描く傷ついた家族の物語。ハリウッド映画には娯楽映画に仮託してドラマを描く作品が結構あるものだが、今作が変わっているのは、その娯楽部分がホントに刺身のつまになっていて、家族の物語が娯楽系ドッカンバッカンの部分を完全に破綻させてること。いや、個々のアクションシーンは良くできているし、っていうか水準以上の出来だと思うのだけど、アクションサスペンス部分のオチは、これ完全に普通じゃない。一方、家族の物語という点では、このオチは当然であって、途中から容易に想像できるものなのだけど。普通はこっちの論理を取らないよなあ。いや、不覚にも感動しました。主演はベンアフレック。「アルゴ」、「ゴーン・ガール」、今作と非常に打率が良い。高機能自閉症の殺し屋兼会計士の役なのだが、そういう人がいかにして社会から排除されないようにするか云々はちょっと思うところがあった。ってか、あれは「恵まれし子らの学園」だよな。