海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

鬼の居ぬ間

恐れていた雨はまだ降っておらず、まだ日も差しているので、今のうちにと慌てて着替えてゲレンデへ。8時45分に滑り始めである。いやマジでやればできる。で、さすがに昨日の今日でバーンは少しガリガリしていたものの、ともかく今日は雨が降らないだけで御の字であるので、滑る。うち10時半頃さすがに降ってくるけど幸い雪だ。ので、これなら何の問題もないと滑りつづけるわけだが、本来なら雨のところが雪なわけで、粒が大きく重たい。だんだん辛くなってくるので12時ごろ麓で休憩。雪はどんどん降り続くので、こういう時はゴンドラよね、と二本乗ったらもう14時近い。そうしていても滑る時には雪をかぶるわけで、今年になってズボンの撥水が弱ってき始めたぶーちんが脚に染みてきたので帰ると言い出す。ので、麓まで送って上の子と二人。私も雪でめげて休憩したくなったけど上の子は滑るというので、また別れる。ついに家族がみんなバラバラに滑るようになったのであるなあ。自立ではあるが、ちょと寂しい。で、結局15時50分まで滑る。最後の数本は、積もった雪で少し新雪気分も味わったりして。結局ゴンドラ2本含む31本。雪の中では上出来よ。ということで、ちょっと早いけど16時15分くらいにご主人に挨拶して宿を出発。買い物ダラダラしながら白馬飯店の開店を待ち、杏仁豆腐のサービスも受けて夕食。待ってる間に道路状況をチェックすると伊北から園原までチェーン規制でその手前渋滞ってあるので、これは北から帰る方がいいかなあと思うわけだが、上の子が「北回りだと時間がかかるのか?」と聞く。「そうだねえ。30分くらい長いかな」と答えると、「じゃあ渋滞で待ったって同じだから南から帰れば?」という。そりゃもっともである。そこにぶーちん「ぼくは北からがいいなあ」と、とりあえず根拠もなくいっちょ噛みしてくるわけ。そのあまりの調子よさに、イヤな予感を感じた私「よし今ので決めた南から帰る。ぶーちんには悪いが、そのテンションに従ったら必ずや失敗する」。と、高速に乗ると、目の前で次々と解除されるチェーン規制と雪による速度規制。おおエクソダス。ほれみろ調子の良い言葉に乗ってはいけないのである。と、正解を選んでホクホクするものの、雨はずっと強く降っててスピードが出せず、いつもより時間がかかって到着は23時10分。ヨメサンに温かくお迎えしてもらえると思ったら、ウチには誰もいない。薪ストーブには温もりがあって、これはマリーセレスト号だったらどうしようかと思っていたら24時ごろ帰ってきた。飲みに行ってたらしい。