海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

日照り

今年のクモのデータ取りは配偶行動一筋で、オスもメスも未交尾のものを使う計画なので、成体への参入がない時期には開店休業となる。で、ギンナガもゴミグモもとっくに終わり、ギンメッキの春世代でさえ例年より早くいなくなって、ここ1ヶ月ほどは野外活動と無縁に暮らしていたところ、とはいえそろそろ夏世代が出ないとも限らない。例年なら7月に入ってからだけれども、これまでの経験で一度だけ6月終盤に出ていたことがあるので、だったらそろそろ見に行かなきゃ、と思って久しぶりに竹林に。結果、見事に空振り。1時間見て回って春世代の残りでさえ何個体か。夏世代と思しき子グモに至っては2個体だ。これ、大丈夫かなギンメッキ個体群壊滅してたらどうしよう。カラ梅雨でエサがあまり出てないとかあるんだろうか。で、夕御飯を子供に食べさせて夜は道徳教科書の勉強会に参加。なんだけど、元教員という講師の方が昔ながらの活動家っぽい人で、なんか時々根拠もなく強い解釈を混ぜた主張をされるので、ちょっと胸焼けがした。で、こう、道徳教科化と評価の問題点って突き詰めていけば、日本の教育者における児童生徒の内心への過剰な介入の行き着いた先なんじゃないの?とかその場の前提を覆すようなことを思ったのだが、まあさすがの私もそれをその場で言うほど空気読めない人ではないので黙っていた。と言うことで、うちに帰ると、この夏のポルトガルの学会では口頭発表になるとの連絡が入っていた。良かった楽できる。