海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

天下の回りもの

ギンナガの交尾実験。観察がちっとも進まず。夏の観察数は未だ3。この金曜日にはポルトガルに出かけてしまうので、それまでが勝負だけど、大量に用意しているオスがここ数日ことごとく草食系であって、ピクリともメスに反応してくれない。一応、一メスが一回交尾を済ませているので、このメスにオスが求愛してくれさえすれば観察数+1なのだけど、今日も3時間半かけてどうにもならない。ので、補充のために午後に竹林に。もう時期が過ぎてるような気がしていたけど、まだなんとかオスが採れる。これでなんとかもう少しだけ観察させて。ちなみに朝の観察が不首尾に終わった後、しかし今日は雲がたくさん出ていて、暑さもそれほどでなく消耗も少なかったので、庭の芝刈りなどやってみた。二週間ほど前にも一度やったけど、そのときサボっていた壁際などを今回は芝刈りバリカンを使って丁寧に。1時間かけて終わらせてスッキリ。あーオレもう生き物の世話ばっかり。で、午後遅くからは講演会。私の住んでいるところは鎌倉時代の某上皇の別荘があったところで、その別荘の研究家さんが先月私の大学で市民向け講演会をしたので、うちの町の人に紹介したらば、参加した人が感動して、今回うちの町でも話をしてもらおうということで実現した会。で、聞くと、自分の住んでるところの細かなところに歴史の痕跡が残っていることがわかって、まあこういう話はすこぶる面白い。私も感動する。で、前から不思議に思っていることで、ウチのある場所が周辺と比べて少し高くなっていて岬のように川に向かって突き出しているのだけど、その別荘というのは突き出しの先にあるわけで、それってどういう意味なんですかね?という質問してみたりした。これは面白い講演に対するお礼なのである。ところで私なんて歴史とかあんまり興味ある方じゃないのだけど、自分がふと人に紹介したことがこんな風に巡って自分に返ってくるんだから人の世のつながりってのは面白いですね。