海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

エセ動物映画

まじで今日もオリエンテーションなんですよ。11時から1時間半。このお役目に当たると、学期はじめは完全に足を取られちゃう。で、私なんかいまの勤め先に来て8年目で、初年度除いた7年のうち5年でこのお役目振られてるんですよ。理不尽じゃね?つうことで、心を無にして1時間半を過ごし、来週から始まる講義の準備をして、学生の相談などしているとあっという間にもう夕方だ。ホントは今日は午後早めに帰ってクモを取りに行きたかったのだけど、雨が降って来たからまーしゃーない。で、なんかやりきれないので、夜はシネコン。「レッド・スパロー」。来月の映画+生き物がテーマのトークショーにネタになるかと思って見に行ったけど、スズメの一羽も出てこんかったやないか!という話。。。ウソれす。スパローってのは、色仕掛けで情報得るスパイの話で、ロシアだからレッド?なの?よくわからんけど、国家への忠誠を強要されるのとか暗殺上等とか、これ現代ロシアの話なの?あと、この映画原作ものらしいのだけど、そこから来る作品の歪みとか見て取れて、特に前半の訓練シーン、ターゲットの欲望を見抜いてそれを満たすことで相手の中に入り込むことを延々と描くのだけど、これ文章で読んだらきっとネチッこくて面白いんだろうけど、この作品ではそこをセリフで延々とやられるもんだから、いまいちカタルシスに欠けるというか。ここは思い切ってザックリやるところじゃなかったかなあ。特にここで訓練したことが後半ほとんど効いてきてないんだからさ。あ、でも、教官のシャーロット・ランプリングは相変わらず禍々しくて良かった。彼女だけで、ここのシーンを持たせてた感じ。と、まあ歪みのある作品だとは思うのだけど、その歪みこそが映画の魅力。ジェニファー・ローレンスもたっぷり見られて、結構面白い作品だった。痛いところいっぱいあって、ヨメサンは苦手だったみたいだけどね。ちなみに、スズメだけでなく動物はなーんにも出ませんでした。