海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

進取の気性

今週も木曜日は対面会議だ。いよいよこの時間をネット会議に移行するつもりがないことがはっきりしてきた。常に前に進んでいたいタイプの私にはとても辛い状況だ。一度希望を持っただけに絶望は深いよ。で、会議では後期の授業の進め方が議題。教室での対面授業を再開するのは良いのだけど、感染防止で学生が高密になる状況をどうやって避けるか。普通に考えれば立ち講義を中心に授業のオンライン化を進める一択だと思うのだが、実際には対面のリアルタイム同期型という旧来の方式にこだわる雰囲気があることがわかった。いや私の感じるところではオンライン授業には長所もたくさんあるわけで、その長所を効果的に利用でき、短所があまり強調されない科目(大人数の立ち講義だ)には、感染対策とかなくても積極的に導入しても良いとさえ思うわけよ。とにかく教室には学生の同調圧力という負の効果だってあるわけで、集団の中に「真面目に勉強するのなんてかっこ悪い」という態度を取る人がいれば、その効果が周りに波及していくことは無視できない。だから教室での授業をことさらそれを神聖化することはないと思うのよ。