海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

極私的大逆転

反オリャンピックを貫いて半世紀の私にとって(ちょっと誇張)ちっとも嬉しくない4連休が始まる。本来海の日は月曜日のはずで、私は月曜には授業が無いのできっちり祝日として利用できるはずのところ、木曜日に持って来られちゃ忌むべき祝日授業に借り出されてしまうではないか。ちっとも嬉しくない。が、まあしかし、今年の木曜日はオンライン授業である。祝日だから授業はあっても学部長が出なきゃいけない対面の会議の方はお休みで(なんか不条理な気もするが自分に都合が良いから不問にする)、つまり祝日授業だけど大学に行かなくて良いので、いつもよりは少し精神的ダメージが小さいのである。が、しかし、だ。祝日ということは自宅には家族がいる。そんな中で、2時間目と3時間目というゴールデンタイムに居間を占領していいものであろうか?いや、2階に一応自分の机はあるのだけど、そこにはエアコンがなくて、扇風機の風を浴びながらZoomするのはさすがにノイズがあるのでダメだから、エアコンのある居間を使わざるを得ないのだ。それはさすがに家族にかける迷惑が大き過ぎる。やむないこれは大学に行かねばならないのか?とどんよりしていたのである。ところがそこに救世主。なんと上の子まで祝日授業なんだそうな。おかしいな国立大学は暦通りにお休みになるはずでは?いつの間にか国立まで余裕が無くなってきているのか?それはともかく、そんなわけで上の子の部屋が空くので、ヨメサンがそこで仕事をしてもらうことで、大学に行かなくて良くなった。しあわせ。っていうか、今どきの大学生はかわいそうだ。オンラインで授業してあげるオレって、良い先生よね。で、授業していると、火曜日に生まれた可能性の関係でメールが来る。わー、嬉しいメールが来たよ、と授業が気もそぞろになるのだけど、一応抑えて、授業を終えてメールを開封。と、予想してなかった夢のような展開が書かれていて、オレもう月にも打ち上がるんじゃないか、という大喜び。嬉しい時って踊るんだけど、それを見ていたヨメサンが「あんた私と結婚してからのこの20年間で一番長く踊ってるわよ」と指摘される。いやだって、ここのところ、いつかチャンスが来る、と思ってたことがついにかないそうになってるんから踊らざるを得ないわよ。っていうか、不意打ちだったしさ。で、15時45分からの土曜日のカルチャーセンターの打ち合わせも大変気持ちよく、いやー、人生たまには良いことあるねえ。嬉しくないはずだった4連休の初日がひっくり返ったよ。