海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

気遣いの必要なし

例年年末年始は卒論の添削にかなり時間を食われるのだが今年は静かである。去年に比べると卒論生の数が少ないのもあるのだけど、ひょっとして年末年始はこちらに気を使って送ってこないとか学生がしているのか?まあそれはともかく、今年に限らず卒論で多くの学生が苦労するのがイントロで、その研究の意義づけを書くところがどうしたらいいのかわからなくなるっぽい。で、良くあるパターンが、環境問題とむりくり繋ごうとしたり、害虫だから駆除するんだ、みたいな話にもっていこうとしたり、つまり自分にとっての損得、という観点から意義づけようとするもの。もちろんそういう意義づけ方が合うネタもあるのだけど、そうでないものもあるわけで、その場合は、自分らとは違う視点からの意義づけ、例えば対象生物にとってこの現象はこういう意義があるから、、、みたいな話にすることになる。が、これがいつでも伝わるわけではない。けどまあ、自分以外から物を見ることができる、というのは大変大事なことなので、繰り返し訴えることになるのがこの時期だったりするのだが、今年はそういうのが無い年末年始で、ちょっと感が狂ってる。