海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

つかの間だった

ついに前期の授業が始まってしまった。せっかく普通の教授に戻ったというのに、自由はわずかな期間だけなことだなあ。いや7月の末まで乗り切ればなんとか。ということで、木曜日は1から3コマ連続で授業なので7時に大学に。1時間目は、まあ、しゃーない。で、2時間目が英語で科学記事を読む私のお気に入りの授業なのだけど、今年は受講生が少なくてたったの4人。で、これ、今年は圧力に負けて対面でやることになっていて、それで学生に嫌われたんだなおそらく。一昨年の、コロナで生活が変わることへの反発が、学校に行かせろという方向に噴出して、まあそこまでは良いのだけど、その方向への反発を正当化するために、対面で授業を受けなきゃ大学じゃない、みたいな、思ってもないことを言いだした人がいて、で、新しいことするのがいやな大学人が乗っかっちゃったせいで、世の中がおかしな方にねじ曲がっちゃったよな。本当にしたかったことは、外で友達と会いたかっただけだろ?授業なんてどうでも良かったんだろ?だったら正直にそういってくれてればねじ曲がらなかったんだよ。このオレの科目に関して言うと、去年と同じようにZoomでできてれば、きっと受講生もっと現れたと思うんだよな。この授業、自分で言うのもなんだけど、けっこういいものなんだよ。で、Zoomでするのに何の問題もない。っていうかZoomのほうがやりやすいくらいなのに。それが対面だから受講生が少ないの。バカみたいじゃね?誰の得にもならんことだ。ムカムカする。で、午後、18人いる卒論生のためのコマ。このまま放置したら年末に死ぬので、今年はいかにその前に準備をさせるかが課題。で、終わって、この間地元でやった鳥の観察会に参加してくれた学生と雑談。あれから世界を見る目が変わって、知らない鳥をみつけたら調べたりするようになったんだって話をしてくれて、あー、めっちゃうれしいのね、という。対面ってのは、こういう形のときにこそ使うべきなのであって。