海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

没落の日本

 普通の教授のはずだったのだけど1つ逃げられなかったお役目があって、今日は会議のために大学に。仕方ないので、好き放題言ってみた。気楽だしね。さて今日は「探偵!ナイトスクープ」の日。実は先月ロケに参加したのであるよ。3/14の月曜日に最初の連絡が来て、次の日曜にはもうロケだという、ムチャクチャなスケジュール。現地でも、全体がどうなってるのか良くわからないままにいきなりカメラの前に呼ばれて、勢いでいろいろやるだけで目を白黒させながら1時間ほど過ごして、オレいなくて良かったのでは?という。そんなわけでせっかく撮ったところが浮いてるように思われ、登場シーンごそっとカットされてるんじゃないかと心配だったのだけど(それでここでも黙っていた)、放送されてみると、一応撮ったものは全部使われていたようだ。さて今回どんなネタだったかというと、スパイダーマンになりたい子がいて、クモに噛まれたいといういう話。で、私のところに取材が来たのだけど「まあ種を選べば噛まれても毒の心配はない。鋏角が刺さる時の物理的な痛みがあるだけだし、別に大丈夫でしょ。だけど、この時期、噛まれるのがわかるくらいの大きさのクモっていえば、アシダカグモくらいっすよ」みたいな話をしたのね。そしたら、向こうは私に、アシダカグモ捕ってこれないか?とか言ってきた。けど、さすがにその週は学会とかあって余裕が無かったので断ったら、とりあえずロケに来てくれと言われて現地まで出かけていったわけよ。そしたら、なんか業者さんがいるのね。でかいアシダカグモ用意してきてたのよ。で、子どもが噛まれる前にまず大人が試しに、ということで探偵含め5人でじゃんけんして噛まれる人を決めることになって、その中に混じったりさせられたのね。勝てて良かった。で、私のでるこの部分は全体の後半で、前半は探偵の石田靖が子どもを訪ねて遊ぶシーンが延々流れ、中盤ではもう1つの希望のクモの糸にぶら下がりたいっていうのをやっていた。しかし、昔のナイトスクープなら、私の関与した後半部分は、依頼を受けた探偵が私に電話してきて「噛まれたいって言ってるけど大丈夫なの?」「種類を選べば。でも、この時期あんまりいないよ」みたいな会話をした後で、探偵が「困ったなー、あ、そうやあの人なら用意してくれるんちゃう?」って業者に電話する、みたいな流れになってたところだけど、今回のはそういうのまったくなかったのね。代わりに尺を埋めたのが子どもと探偵の図なんだけど、あれはなんていうか、もうロケにそんな手間かけてられないってことなんでしょうな。でも、手もかけなきゃ面白いネタにもならないんじゃないかなー、と思うのよ。いや、ひっさしぶりにナイトスクープを見たんだけど、正直、つまらなくなってるんじゃない?私の出たのは面白さの点ではまだマシで、後二つはなあ。。。