海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

いきもの探偵

新米を精米したので、田植えも稲刈りも手伝ってくれたミシマ社の皆さんにお届けせねばならない。ので今日は3kgの米袋を抱えて大学に。駅までは車で送ってもらい、京都駅からはタクシーに乗るお大名。さすがに重いのでね。で、授業を1コマして、もうお昼過ぎには出かけようと思っていたのだけど、雑用がなかなか片づかず出発できたのは15時半。河原町丸太町までのバスに乗るのだけど、これまでガラガラの事が多かったこの路線も今日はぎゅう詰め。正直後悔した。京都の人混みがいよいよ戻ってきたのか。いやだなあ。と、ミシマ社について、お米を贈呈。ちょっと米の水分が多いっぽいので、少し水を控えめにして炊いてね、なんて話をしていると、ノザキさんが「大変なことが起こったんです」という。なんだなんだ?と思ったら「ネズミが出るんです」と。壁の中をどたどた走ったり夜中に出てきてお菓子かじるらしい。へー、じゃあ壁の中に棲んでて、どこかに出入りできる穴があるんだねえ、とか言ってると「見てください!」って二階に連れていかれる。で、天井の換気口を塞げば良いでしょうか?と問われるので、いやさすがにここから出入りはしてないでしょう。出られたとしても入れないよ、みたいなことを私は述べて、きっともっと低いところに穴があるんですよ。きっとあるでしょ。と訴えるもノザキさんは「えーそんなのないです」というわけだが、そこに、抹茶を持ってきてくれたタブチさんが、机の下に潜り込んで、ここじゃないですか?という。抹茶をもらった私はちょこんと正座して、これは千家に学んだに違いないとか考えながら茶を嗜んでいたのだが、見るとガス管が壁に出てくるところの壁の埋め込みパネルが外れている。で、見ると小さいながらも隙間があって、ハツカネズミとかだったら通れるんじゃない?という感じ。しかも、ノザキさん曰く、このパネルは前は外れてなかったとのこと。それより何よりこの穴の近くに齧りあとのあるお菓子が落ちてるじゃないか!これだよきっと!ということで、なんか問題を解決したような気になって、楽しく帰ってきた、というお話。