海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

自分のいる場所

今日は九大の心理学の先生の話を聞いた。両眼視をする時、脳の中で両目で見た像を重ね合わせるわけだが、そのときにあたかも両目の間に一つの目があるかのように見ている、と言う話。サイクロピアンアイというそうだ。エゴセンターとも呼ぶとか。


で、4歳くらいまでの子供に筒を与えて望遠鏡ごっこをさせると、筒を右目でも左目でもなく、両目の間に持っていくという。それくらいの子供にとっては、認知的に自分はサイクロプスだということらしい。


私たちは、自らを空間的広がりを持った存在と見なすより、一点に凝集された存在だと見なしたがるということなのだろうか。それが、世界と自分の関係性を単純化して理解する方法なのだとしたら、ちょっと面白いと思った。