海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

穀潰しの矜持

kensuke_nakata2004-02-01

映画の日なので「ミスティック・リバー」を見ようと出かけたら、映画の日ゆえに満席。仕方がないので「ニューオーリンズ・トライアル」を見る。面白かった。


昨日の青色ダイオード訴訟判決のニュースの中で「これで子供に夢を与えられる」というコメントを聞いて軽いいらだちを覚えた。世の中の人がみな夢=金銭的成功と考えているわけではないだろうに。

さだまさしのファンクラブ会報に、「僧侶は、何かについて深く考え、施しを受けながら考えた事を語る事が重要なのだ」というようなことが書いてあった。ここで私が感じ入ったのは「施しを受けながら」ということであって、物を考える役割を担った人の生活の糧は昔も今も「施しを受ける」ことなのだ、ということ。ゆめゆめこの基本を忘れてはならじ。


そして彼我の立場のあまりの違いに少し心が寒くなる。技術に携わるものと学に携わるものの区別を、もっとはっきりさせた方がよい。昨今マスコミに流れる意見はこの二つをごっちゃにしたものが多くて、害を為すものだと思う。


さて、動物行動の映像データベースでは興味深い動物の行動を収めた動画のコンテストを開催中なのだけど、コンテストへのエントリーは昨日で締め切り。今日からは、エントリーされた映像に対して一般から投票の受け付けを開始。で、人気の高かったものを対象に選ぶのです。もしお暇ならデータベースを訪れて、気に入った動画に一票入れていってくださいな。