海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

三日目

三日目。長丁場の国際学会だと途中で疲れてくるので、たいていは中休みがある。しかし行動生態学屋さんはタフなのかこの学会では休日は無くて、代わりにいつもは6時半頃まである発表が今日は3時過ぎに終わり、4時から参加者全員でフィンランド湖水地方をボートクルーズするというお楽しみ。。のはずだが、夏とは言えフィンランドである。ボートで風切って進むわけで、寒いのなんのって。

今日の面白かった話。繰り返しの囚人のジレンマゲームだと、最後の1回の対戦では必ず裏切った方がよいわけで、ということは、最後から二回前の対戦でも裏切らないと損をする。この推論をどんどん前方向に進めていくと、最初っから裏切り続けていた方が良い事になる。しかしこれはゲームの繰り返し回数が既知の値に固定されている場合の話で、ここに変動が入ってくるとやはり協力した方がお得になる、という話。なんかこれってdynamic programmingはどうなるんだ?って話に思えるんだけど(実際講演の中でも、simple ruleの方がよい!などと言っていた)、それを言っているのがMcNamaraだという。マニアックに面白いネタ。