海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

道を塞ぐと壊される

というわけで演習受講生選考のための面接。始めてみると、案の定一人2分に収まるはずも無く、11時から2時まで。後半になると質問のバリエーションも尽きてくる。でもこれくらいの人数ならなんとかなることがわかった。

で、最終的に誰を選ぶかあれこれ考え、結果を事務に出してからおにぎり一つほお張って、3時頃からこないだ見つけたサガオニグモを採りに狭山丘陵へ。ところが、今日はわずか3個体しか見つからない。うむー、一週間前は山道を塞ぐ形で数メートルおきに何十個体もいて、網を壊さないよう歩くのに往生したと言うのに、一体どうしたことか。。と思って気がついた。そんな風に張られた網は、誰か一人でもそこを通れば軒並み壊されるやんね。網に気を使って歩く酔狂な人は日本中探してもそうはおるまい。ということで、今度は午前中に取りに来ようと思うのであった。それにしてもこの状態が続くのなら、この場所で調査は難しい。クモは網が壊されるとその場所を避けるようにして網を張るようになるという研究もあるし、ここのサガオニグモもそのうち道と平行して造網するようになるのかしら。

とはいえ、一週間で随分季節は進んでいて、今日は他にもギンメッキゴミグモ、アオオニグモオナガグモが出ていた。研究室に戻ってきて、採った三個体を飼育ケースに入れてウチに帰る。網、張ってくれるかな