海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

2歳の想い出

この4月から某大学の教育学部を改組したところに就職したU丸さんから電話。そういう部署なので、生物の話をする人がいなくて、、との事。これまで院生・ポスドクのタコ部屋暮らしに慣れていた人が突然個室をあてがわれ、しかも同じ分野の教員が自分の部署にいないとなると、人恋しくなるというのは理の当然。私も経験があるのだが、そのうち慣れるさと慰める。

そんなU丸さんのことを上の子は大好きで、何ヶ月も前に「もーもーちゃん(U丸さんの事)、行きたい」と言った事があって、私は「ご飯をたくさん食べて大きくなったら、もーもーちゃんのところに遊びに行っていいよ」と答えたのである。で、最近いろんなことができるようになった上の子に「○○ちゃんも大きくなったなあ」と言ったら「もーもーちゃん、行って、いい?」と返された。お父さんがふっと口にしたことをずっと覚えていたんだな。

私は3歳以前の事で覚えていることがほとんどないのだが、一般に最初の記憶と言うのはだいたい3-4歳くらいのものであることが多いと思う。というわけで私は、これくらいの年ごろの子供には長期記憶がないのだと思い込んでいたのだが、ウチの子を見ていると、どうもそうでもないらしい。だとすると不思議なのは、どうしてそのような記憶が大人になるまで保持されないのだろう?ということだ。3-4歳にいかなる断絶があるのだろう?