海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

クモの話をする

朝、ヨメサンが隣の大学の敷地内にある農場で行われる米作りイベントに、スタッフとして参加するので、子供の世話係としてついていく。天気も良く、大勢の人が来ていて、楽しそうだった。

夕方、社会性昆虫勉強会、略して社昆勉でセミナーをする。そういう会だから、ホントはアリの話でもできればよかったのだけど、最近そちらはトンとご無沙汰なので、クモの網の形について話す。就職してからずっと大学全体で唯一の生物教員を続けているわけで、自分の研究のまとまった話をプロ相手に話すのは、ここ5年間でわずか三度目だという。場数が減ってトークの技量も下がったようで、つっかえつっかえ何とか一時間強ほどをこなした。

で、最近のサガオニグモの、今日の朝にとったデータまで話したので、最後の方は収拾がつかなくなってしまったが、それでも、この話の面白さはそれなりに伝えられた様な気がするので、話せてよかったなと思う。どうでもいいけど、サガオニグモ。成体のデータが増えたのはいいが、亜成体の時とあまり変わらない結果になってきつつある。うーむ、ストーリー全体が破綻の危機だ。

当然のように夜は飲み会。その中に、大昔京都にいた頃、お手伝いでやった学生実習を受講していたN宮君がなぜだかいて、6年ぶりの再会を喜びあう。もうとっくに忘れかけていたことを色々思い出して、若返った気分になった。というわけで、いい一日だった。