海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

幕張は遠し

社会性昆虫勉強会で幕張の放送大学へ。幕張って良く聞く地名だから都心にあると信じて疑っていなかった私は相変わらずの田舎者である。あんなに遠いところにあるとは。

で、なぜモンシロチョウはメスが分散するのか?についてシュミレーションの結果が中心の話を聞く。そのシュミレーションが現実を適切に表しているかはともかくとして、説明としては、分散が起きなければ個体数の少ないパッチにおいて性比が偶然偏った時にそのパッチで絶滅が起るから、それを避けなければならない。でメスが分散するなら、モンシロチョウは分散前に交尾するのが普通なのでオスは分散する必要が無くなる、という話だった。でも、それだと別にオスが分散してもかまわないんじゃないかなあ?と不思議に思った。

思っているうちにセミナーは終わって、新宿までエッチラオッチラ戻ってきて玄海というところで水炊き。いわゆる忘年会である。玄海と言うだけあって九州風の水炊きのようで、いつだったか博多で食べたのと良く似ていた。新宿相場だけどね。ともかくこの水炊きと言うのは家庭で食べる場合とは全く味が違うのであって、聞くとヨメサンは一度も食べた事がないらしいので、そのうち一緒に食べに行こうかしら。

帰り道もずっとなぜオスが分散しないのか考えていたのだけど、やっぱり分散によって地域的な絶滅を避ける事で得られる利益の期待値は両性で変わらないように思える。でも、もしかしてひょっとしたらその分散が違っていて、メスの方が小さいのかもしれない。で、分散がリスクヘッジのために起こるのなら、得られる利益の分散が小さい方がよいのではないかしら。どうでしょう?