- 作者: フィリップゴーレイヴィッチ,Philip Gourevitch,柳下毅一郎
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 単行本
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しかし、この本で書かれている事をそのまま受け取ると、虐殺側だけでなくされた側もジェノサイドを受け入れている部分があったように読める。もしこれが本当だったとしたら、私が当然だとみなしている生命に対する倫理観とはかなり異質な考え方が存在するということだ。そんな考え方を私は理解できるだろうかと想像力を拡げてみたが、どうにも難しい。
ところで、映画を見て以来、なぜ農民が殺す側に回るのかを考えているのだけど、ひょっとして農民の自立可能性の高さが理由なのではないかと思ったりした。自分一人でやっていけるなら、他人はいなくなってもかまわない、とかが本質的な原因だったりするのだろうか。逆に奴隷を必要とする人々は徹底的な虐殺は構造的にできない。まさか、そういうことだったりするのだろうか。
久々にフィールドに出かけた。すっかり春だった。