海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

今日は雨だった

5月になって雨ばかりの日本列島だが、この日・月は快晴とは言えぬものの調査には申し分ない天気。ここはやはり私の日頃の行いゆえ、とほくそ笑んでいたのだが、朝方フト目が覚めると大粒の雨が窓をガンガン叩いている。うしゃー、今回の調査は雨だと手も足も出ないのであるなあ。。とまた眠りについて7時に起きたら雨は止んでいる。むむむと一縷の望みにすがって今日も稲佐山に登る。するとオニグモの仲間はせっせと網を張っている。こ、こ、これはと期待で胸膨らませながら一時間ほど眺めてみたのだが、肝心のゴミグモさん達はじーっとして動かない。雨が止んでも網を張ってくれなきゃあデータにならないので、あきらめて採集だけして山を下りる。

帰りの飛行機を繰り上げ、三脚を返すために、またもやS宮さんを呼びつける不遜な私。折角だからと二人で新地に出向くことにして、途中で近頃有料化されたと聞く出島の前で、門番のコスプレをした人を眺める。コスプレさせるにしても、もうちょっと本物らしいのにしないと、あれじゃバカ殿レベルなんですけど。。で、ちゃんぽんと太麺皿うどんを食べながら反感と敗残意識に対する対処の違いについて語る。私は敗残意識の方が厄介だと思う。それにしてもS宮さんと話すと、いつもその教育熱心ぶりに頭が下がる。私が前任校でなした最大の功績は、短期間で転出してS宮さんというより良い人材を取るためのポストを空けたことじゃなかろうか。

駅に戻ってきて、今回は本当にお世話になりました等と挨拶していると、向こうの方から「すいませーん」という声が聞こえてくる。はいーとそちらを向くと、倒れ込んで眉間からドクドク流血しているおばあさんが!転んだときにかけていたメガネが割れて、それで切ったらしい。慌ててアミュプラザの受け付けに走って救急車を呼んでもらったりして、でもこちらも飛行機まであまり時間が無かったので途中でアミュの人に後を託して帰ってきた。あのおばあさん大丈夫だったかしら。

夜、すっかり子供も寝ついた12時頃、ヨメサンに長崎であったあんな事こんな事を報告していると上の子が起きてきた。いつもならしかめっ面して目をこするところを、今日は私の顔を見てにへらーって笑った。どうやら、寝ぼけて今日もお父さんはいないものだと思っていたのが、居間にいるのを発見して嬉しかったようだ。