海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ハナアブの雨宿り

雨がザーザー降る中、河原にハナアブ採りに出かけた。梅雨まっただ中とは言え、いつもは一日のうちどこかで止み間があって、そこで採っていたのだが、今日の予報によるとまったく止まないかもしれない。それどころか遅くなればなるほど雨足が強まる可能性もある。ということで、まだ豪雨と言うほどでもない午前中にチャレンジ。当然の事ながらまったく飛んでいないわけだけど、だからと言ってこの世から消えてなくなるわけで無し。草むらを叩いて回ればイヤでも飛び立つわい。ところが、いつも採っている広葉草本の中にハルジオンがたくさん混じっている場所では、何の反応もない。一匹たりと飛び立ってこないのだな。

草を蹴る事30分。ついにあきらめて、捜索場所をいつもはハナアブ密度が低いイネ科草本がメインの場所に移すと、こちらでは一蹴りで数匹採れる大漁。あっという間に所定の個体数が集まる。ということは、こいつらって採餌場所と休息場所を違えていると言う事か。これまでまったく知らんかったよ。

で、研究室に帰ってくるとズボンの膝から下がグズグズに濡れていた。何十分も濡れた草を蹴り回していたのだから当然だ。で、気持ち悪いので裾をまくり上げて一日過ごしたのだけど、誰も学生が尋ねてこなくて良かったよ。