海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

現在は過去から見た未来

そもそも何しにヨメサンの実家に来ているかと言うと、ヨメサンの通っていた小学校で20年前に埋めたタイムカプセルを開けるという集まりに参加するのが主目的で、今日はその日である。私は子供の面倒を見るためついていって、体育館でいろんな人が挨拶の言葉を述べるのを聞いていたら、なんでもこの学校では今や日本以外の国から来た児童が一割を超えているらしい。国数では七カ国。さぞかし先生も大変であろうなあ。

で、カプセルからは20年後の自分に宛てた作文とか出てきて、ヨメサンのを見せてもらうと「じゅくの先生になっていると思う」とか書かれていた。気恥ずかしさに悶絶するヨメサンと私。いやそれはともかく、タイムカプセルというものが成立するためには、未来の私を想像するという過程を経る必要があるわけだけど(というかそれがタイムカプセルの本質の全てかもしれない)、現在の私にとってみればそれはとても奇妙な行為のように思える。それは単に私が未来を失ったオッサンに成り下がったせいなのか、それとも80年代頃までの未来を信じられた時代が特異だったせいなのかどっちだ?と体育館を転げ回っている子供を見ながら思っていた。

タイムカプセル開けは午前に終わり、午後はみんなで近くの自然史博物館・動物園・植物園がある公園に。上の子はバージェス動物群のコーナーに釘付け。やはり面白いらしい。じいちゃんに二本足で直立する翼竜の人形とか買ってもらったりして、「これじゃあプテラノドンじゃなくってラドンだよなあ」とか思っているとヨメサンが「ねーねーこれってテロチルスだよねえ」。。それは帰ってきたウルトラマンに出てくる始祖怪鳥ですから。

夕方私は一人で名古屋に。長崎時代の同僚で、こちらに移ってきているO崎さんと飲む。さすが名古屋は美味しい鶏。