海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

今日の風

火曜日の失敗を取り返すべく、スケジュールをこじ開ける。今日は朝から、いかにも造網している風の匂いで、一ミリの懸念も無くフィールドへ。不思議だよねなんでわかるんだろう?実際、そこここでクモは見つかり、わずか30分で所定の数を集める。こないだはいったいなんだったんだ、という。

帰ってきて体重を測って飼育ケースに入れていると講義の時間。教室には予定通りご父兄がいて、終わった後に「先生は聴く者を引き付ける話し方をされていますね」というありがたいコメントをいただく。「関西の方ですよね?」とも。確かに関西弁のテンポと大きな抑揚で講義ができるのは、私が自認するところの重要な武器であるのだけど、実は今日は父兄の手前もあっていつもより30%ほど増量して楽しそうに喋ってみたので、本当はその効果が大きいのじゃないかなと思った。というか、一般に講義の良し悪しを決めるのは、教員がどのくらい楽しそうに喋っているかが大部分だと思うのだ。そこで思うのだけど、教員の負荷が大きく疲弊した状態で講義する事が多くなりつつある昨今は、聴く方にとってもあまり望ましくない状況なんじゃないのかしら。私の立場でこんな事言うと、まるで怠けの言い訳のようにも聞こえるけどね。