海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

持ちつ持たれつ

ポスドクの頃に学生実習の手伝いをしていて、その実習をとっていた当時の学生さんに、はじめましてと挨拶されて落ち込んでみたり、去年の学会の懇親会で二次会三次会と一緒に飲んだはずの人に「ブログ読んでますよ」と言われて、誰だかさっぱりわからなかったり。捨てる神あれば拾う神あり、ということだ(←何か誤解している)

この学会がシンポジウム中心主義を続ける限りにおいて、ヒラの会員であるところの自分はポスター発表するなら人の発表はあまり聞けなくなる。で、その事については、もう私はあきらめました。そういうものだと思ってつきあうしかないですね。

今日は懇親会。で、乾杯の音頭を取る方がその前にちょっとスピーチをしていたのだけど、少なくとも私の周りにいた大勢の人は、そのスピーチを全く聞かずに、勝手にガヤガヤ騒いでいたのだな。喩えて言うと、出席を強要した教養科目で学生たちが教員を無視して私語に耽るような状態であった。よりによって学会の場で、そんな光景を目にするとは夢にも思わず、真面目な話、大きなショックを受けたのである。これって、壇上で話されている事を自分と関係ある問題だとだとみなしていない事を意味していて、それはつまり普通の会員と、学会員の中心的な位置にいる人たちとの間に心理的な溝ができはじめている兆候なのではなかろうか。ちょっと心配になってきた。