海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

美食@御影

U丸さんと先月見つけておいたところで、ツユクサの種取り。六甲アイランドとR43沿いの公園を順調にこなし、石屋川へ。例の雨でどんな状態になっているやらと思っていたら、普通に咲いていた。しかし、ここだけ熟した種がほとんど見つからない。雨で流れたのか?っていうか、上からどんどん種が移動してくるのなら、私たちのネタの調査地としては不適では?というイヤな可能性に思いが至る。

お昼にはすっかり干上がってしまったので、御影公会堂食堂でオムライスを食す。関西にいた頃、グルメ本でいやっちゃうほど見かけて、でも一度も縁のなかったオムライスがこれかあ、と感慨に耽る。卵のキレイな焼き上がりと、トマトソースの酸味が印象的。午後からはU丸さんはオープンキャンパスだというので、大学までついていって、学生部屋でもう顔見知りの院生さん達とお喋りしていると、研究室まわりの高校生たちがどやどやとやって来る。説明をするU丸さんをニヤニヤ眺める。都合五回。U丸さんもさぞややりにくかった事でしょう。

しかしさすがは国立大。研究室まわりをやるとは、オープンキャンパスの理念と言う点で至極まっとうだ。これにかかる労力の膨大さを思うと頭が下がる(年一回だからできる事かもしれないが)。しかし一方で、それに比して高校生の反応は薄く、その無表情を横から見ながら、まっとうである事がいかほども通用しない今というのは、とっても難しい時代だよなあと思う。朝からスケジュール目白押しでくたびれてたんだろうとU丸さんは言うけれども、でも、一緒について来る親御さんたちは熱心だったよ。

いや、ちょっと思った。近頃は当然行くべきものとして急速に位置づけられつつあるオープンキャンパスが、今や受験生にとっても莫大な無駄発生装置になっている可能性はあるんじゃないのか?

夜は去年梅田から伊丹にかけてつきあってくれた院生氏を交えて御影のすぐ駅前の雑居ビル二階のおでん屋。一品ずつ丁寧に皿に盛られて出てくるおでん(卵が二つに割られてコショウとマヨネーズが載って出てきたり)はおいしかったけど、少々お値段お高め。

そういえば昨夜の夕食も御影。アルコバレーノというイタリアン。ここは実に美味かった。接客も丁寧かつ上品。神戸は素敵だよ。