海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

下働き

2時間目と3時間目連続で落葉堆肥積み。畑に水はないので、百メートル程離れた池までバケツで水を酌みに行かなきゃならないのだけど、これが律速段階になるので、チンタラしか動かない学生に耐えられない私が雛にエサを運ぶ親鳥のようにせっせせっせと往復をする。で、最近の若いものは全く気が利かないので、そんな中年のオッサンにかまわず、平気で堆肥枠のまわりでつるんでくっちゃべっているわけよ。いや、いいんだけどさ、中年とは言えまだまだ体は動くから。背筋バリバリになるけど、それも運動不足解消になると思えば良い。でもねえ。

夜は折れそうな心と疲れ切った体をひきずり、約三ヶ月ぶりにシネコンへ。「ニュームーン/トワイライト・サーガ」。わがままお嬢さんの浮気大作戦、と言う話。やっぱり男は筋肉よね、うふ、と言う話でもある。いや、なんというか、二股でだしにされる側にもなってみろ!と若い時なら怒り心頭であったろうこの話、オジサンになってみれば恋に夢中の女の子の支離滅裂ぶりは微笑ましいとさえ思ったりする。良いんだよ話がグズグズでまどろっこしくてもちゃんと登場人物の心さえ描けていれば。っていうか、この作品はかなり異形だと思うのだけど、その異形っぷりが魅力なんだよね。主人公もそんな吸血鬼やら狼男やらをすっと受け入れるなよ!ってか怪物組も人間の主人公と当たり前のように卓を囲むなよ!っていう、そういう異形。目が離せない。