海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

偽ウェーバー

春の学会で1つお座敷の依頼が来る。いや、例によって本業とは違う話をするんだけど。で、演題をと求められたので、頭に浮かんだごにょごにょした事を書いて送る。どうでもいいけど、ひねくれ者で後ろ向きである事に関して人後に落ちない事を自認する私であるけれども、その事を人から言及されるとたじろぎ半分喜び半分であるよ。

夕方、ぶーちん「7-8はマイナス1。だってゼロの下はマイナスでしょ」に対して、そんなぶーちんを小憎らしいと思う上の子「1の下は0.1でしょ?」。混ぜっ返しになってない。っていうか、噛み合ってないし、なんで1の下が0にならんねんなー!と1の上は2やろ?変やと思わん?と問い詰める。すると上の子「だって小さい方に行く時は小さくなった方がいい!」と言い立てる。むむ、ひょっとして彼はウェーバーの法則を主張しているのだろうか。さては、と思ってじゃあ30の下は?と尋ねると29と答えるじゃないか!ここは27とか答えるべきじゃないのか!

と言う事で上の子は単に、整数と小数の違いをちゃんと理解していなかったものだと推察される。小数の事を1より小さい数であると教わって、それはそれで間違ってないのだけれど、勝手にこれまでの整数の延長上に小数を位置づけたのであろうと。そういう誤解を放置しても問題が解けてしまう事から世の数学嫌いが発生するんだろうなあと、ウチの子大丈夫かしら。