海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

少数派

当然の事ながら、今日の選挙結果については暗い気持ちになる。投票締め切りの時点で知事選にまで当確が出るほどの結果になるとは正直予想していなかった。いや、大阪が府になるか都になるかは、本当のところ私にはたいした問題ではないと思われる。どんな制度にしようが結局は人だから。現今の問題を誰かのせいにしている限り事態は好転しないと私は信じているよ。それより教育基本条例がこれで通りやすくなる事がよっぽど大きな禍根を残すと思われる。おそらく教育の現場に立つ人なら多くがこの懸念に同意してもらえると思うのだが、どうしてこの条例を推進する側にこんなに多くの人が投票するのかと考えて、また当確が出てから旧知の大阪市大の院生氏や旧同僚氏とfacebookで意見交換している時に、今の日本の社会では人の子の親が既に有権者の多数派でなくなっている事に気がついて愕然とする。そりゃこの状態で民意を問えば教育問題が争点にならないのは当然だ。しかしそれは長い目で見れば社会の衰退に繋がるのもこれまた当然。人の子の親にとっては困った事態だ。