海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

埋め合わせ

折角東京まで来たのだから定例のクモ採集をするのは必須であろう。まあ今回はゆっくり採って遅めのお昼でも食べて帰っても晩ご飯には間に合うだろう余裕さ、と思って、朝もノンビリしていたら、部屋に電話。ヨメサンからである。すわ何事か!と思ったら、夕方子供らと祇園祭に行くから晩飯勝手にやってくれとの事。何自分らだけ楽しい思いするつもりやねん、と私も合流する事に。だけど、あの人混みの中をクモが満タンにつまったリュックを背負ってかき分け進むのはちょっとどうかと思うわけで、じゃあ一度ウチに帰ってから改めて出かけるのか?まあ時間的にはギリギリ間に合うか?という事で、今回の採集も時間との戦いになってしまったという。この時期、ギンメッキは春世代と夏世代の端境で、小さな成体がたくさんいるので、亜成体と間違わないようにじっくり眺めてから採るかどうか決めなきゃならず時間がかかってしかたない。まあでも、経験と言うのは偉いもので、亜成体と成体は重さで言うと1mgくらいの差しかないのだけど、大体は間違えずに採る事ができるわけよ。で、古巣は今日はオープンキャンパスらしくって、たくさんの人で賑わっている。で、こんにちはと挨拶された人が誰だか思い出せずにしばらくしてから、私の最後の年に入ってきた事務の人だと言う事に気がつく。去る者日々に疎し。でも校務の人と久しぶりに会って長い事喋った。お互い外で体を動かす仕事をしているせいか、校務の人とは妙に気が合うんだよねー。とか何とか言いながら干物になるくらいの汗をかいて正午前には所定の数集め終わる。急いで駅に戻って、昨日食いすぎたし、あんまり暑くてイマイチ食欲がないし、お昼抜こうかしらん、でも、新幹線の中でお腹空いて駅弁食べるくらいなら国分寺で食べてった方がいいぞ、なじみの焼き肉屋もあるし、と逡巡する。結局、一応お店を覗いてみて、ランチタイムで待つようだったら食べずに行くことにする。で、席があるんだよこれが。しようがないんだかなんだかよくわからないが、とにかく、ここみたいに美味しくてあんまり高くないお店ってまだ関西で見つけられてないんだよなー、と思いつついただく。で、例によってネット遊びに耽りながら、のぞみに乗って帰ってくる。東京も暑かったけど、やっぱり関西は輪をかけて暑い。しかし、祇園祭だ。関西を離れて長かったもので、十数年ぶり。今日なんかさぞかし人が多かろうと思うわけだけれども、着いてみると、想像してた程の混雑じゃなくって拍子抜け。実は今日が宵山だと思っていたので見積もりが水増しされていたのが原因というのは内緒だ。で、子供らも面白がってくれて、なかなか楽しかった。私はビール飲みビール飲みして歩く。という事で、一日終わって万歩計が言うには23000歩、3000カロリー消費。よく活動しました。これで昨日の食べ過ぎ分を取り戻せただろうかしらん。