海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

十年一昔

夜、合気道の稽古に出かけたぶーちんをお迎えに。帰り道、今日はこと座流星群だからと、空を見ながら帰る。で、ぶーちんが「ボク流れ星は1回見た事あるよ!」というので、「お父さんは何千個も」と答える。え?なんで?というので、2001年ヨメサンと見たしし座流星群の想い出を語るわけだ。あれはお父さんの人生でも最も素晴らしい体験の一つだ。あの時は一秒に1個くらい流れてたものだよ、というと、ぶーちんが「じゃあ一時間だと?」と言う。じゃあ計算計算である。

「えーっと一時間は60分で1分は60秒だから、、じゃあ一時間で3600個!すごっ!」「そういうのが一晩中続いたんだよ。一晩って言っても夜中の12時頃からだったけどね」「じゃあ、6時間くらいかなあ」「そうだね。だから3600かける6だよ。できる?」「うーん、そう言うのはまだ習ってない」「じゃあ、ちょっと考えてみ」「えーっと、6は2かける3だからあ」「(おお因数分解じゃ)」「3600かける2はあ。3600たす3600だから、、、7200!」「よしよしそれで?」「7200かける3は、、、7200たす7200で14400でしょ。それに、もう1回7200を足して、、、、、、、、、、、21600!」という事で、帰り道のほとんどを使い曲がりなりにも正解に到達したと言うわけ。結局流れ星は見えなかった。

で、ウチに帰ってきてヨメサンに「ぶーちんすごいよかくかくしかじか」と本人の前で大げさに誉めそやしてみせる。最近どうもぶーちんはお兄ちゃんと比べて自分ができる事が少ない事を気に病んでいる様子だからだ。二歳小さいんだからできなくて当たり前なんだが。ともかくも、すごいだろーと訴えていると、ヨメサン「あの時って、そんなにみてないでしょ」私「いや確かに6時間ずっと一秒に1個飛んでたわけじゃないから過大評価だけど、確実に数千個は飛んでたはず」ヨ「えー?何十個とかじゃなかったぁ?」。。。。あんなウソのような体験を忘れられるなんて。。。