海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

彼岸

「やさい畑」は、この日記でも何度も取り上げたことのある、ウチ的にお気に入りの小奇麗系家庭菜園雑誌である。で、今日はなんとそこの編集部から電話がある。畑のクモの働きを紙面に載せるらしく、バルーニングする種についての質問。いや、そんなことはどうでもいいのであって(どうでもよくないが)、もう10年来購読を続けているお気に入りの雑誌から電話をもらえるという事態に私的に大興奮してしまい「ずっと購読していまっす!」とか声を裏返して言ってみたりして、この熱い気持ちちゃんと伝わったかしら。

私は、世の大学から出席点を追放する会の会長である。そのような会を主宰している理由の一つには、出席を取って点を与えることは、学生の持つ「出席点のために授業に出る」という行動原理に暗黙の支持を与える事になると思っている事がある。一方で、こういう行動原理を持つ学生が、出席を取らない授業=出なくても良い授業、と考えるのは、間違った原理に基づいてはいても考えの筋道としては間違っていない。なので私は、「出席を取らないからといって、授業に出なくて良いと言ってるわけじゃない事に注意してください」と釘を刺すのを忘れない。いや、実際いるんですよこの時期には。「出席取らないから先生の授業には出なくて良いと思っていた」って私に向かって言い放つ人が。「だって他の授業は出席厳しく取るから出なくちゃいけないけど、って言うことは、出席取らない授業は出なくて良いって事じゃないですか」って。たいがいポーカーフェイスが身についている私もさすがにこういう事を言われると、返す言葉が刺々しくなるのよ。この冷たい気持ちちゃんと伝わったかしら。

どうでもいいけど、先週レポートの課題を公表したら、今週の授業の出席者が激減。これが現実だろうから、出席を取ってその現実に目を塞いだって仕方ないわけだけど、それをあからさまに見せつけられる事態に直面するとと、やっぱり少ししょんぼりするね。会長としては負けてられないのだが。