海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

頼れるオッサン

ルーターが届くには二・三日かかるとの事で、今日もネット断ち。アメダスチェックができひんやんかよう。仕方ないので、今日もヨメサンと電器屋に。実は前からマッサージチェアが欲しくって。昔から腰痛持ちな上に最近は首も凝るようになったもので。とは言え、ちゃんとした製品は値段が張るので、買ったものだかどうだか買うならどのメーカーのにするのかそう簡単に決められなくてグズグズしている。まあグズグズなりに乗り比べしているとコリがほぐれるもんでそれで満足していると言う面もあるわけで。で、梅田のヨ○バシ。もうすっかり詳しくなっている私が、マッサージチェアの必要性を1ミリも感じていない若いあなたに解説すると、主要なメーカーは3つ。昔の国家的なところ、家族的なところ、世界遺産なところだ。で、私的には前二社のどちらかを迷っていたのだな。世界遺産なところは1度乗った時に、良さが判らなかった事と、電器屋さんに置いてない事も多かったので早々に脱落。家族的なところはデザインが良く少し小さくて、体全体を曲げ伸ばしするストレッチが特徴だけど、マッサージの力が弱いのが弱点。昔の国家的なところは、もみ玉にヒーターが入っていてぬくといのが1番の売りで、力は強いもののマッサージチェア専業じゃない総合家電企業なので、どこかマッサージのツボがズレているような気がして、かつこの家電不況の中将来に若干不安があると言うのも心配なところ。ともかくも、ヨ○バシで二社の機種を前に腕組みをしていると、世界遺産なところの販売員であるところの浜村淳似のオッサンが話しかけてくる。いや、もう候補じゃないから、と言うと、試し乗りされましたか?と。1度乗ったけどピンと来なくって、と答えると、それは設定をちゃんとしなかったからだ、と言われ、まあ良いから1度乗ってみて、と押される。まあ、押されたら聞いてみようホトトギス。設定ったって最近の機種は最初に肩の位置とか背骨のカーブとかセンサーで全部チェックしてから作動するんじゃないの?と聞くと、イヤイヤやっぱり自分で位置調整するのが1番、と言われる。そんなもんかなあ、と乗ってみると、オオ確かにこれは効く。オッサン目分量で最適な位置を設定してくれたらしい。やはりオッサンあなどれない。で、マッサージチェアというものは1度乗ると15分くらいは拘束され、あらゆるところを揉まれまくって恍惚感に理性をとろかせる装置であって、ここぞとばかりにセールストークを仕掛けてくるオッサンだ。曰く、首があれなら家族的なところは論外でしょ、とか、国家的なところのヒーターなんて目くらましでむしろ逆効果、とか、ストレッチも伸ばすだけならウチにもあるし曲げるのなんて自分でできる、とか、飛ばしまくる。そしてトドメが値段だ。ポイントを引くと価格.com最低価格に限りなく近い値段を提示してくるじゃないか。良き関西人としての私は大幅値引きに極めて弱い。しかし、さっきまで購入のコの字もなかったこの機種にわずか15分ほどで決めてしまっていいのだろうか?と再びグズグズ言っていると、この機能も試せあの機能も試せ何なら国家的でも家族的でも乗り比べてみろとか言われ、そのままに一時間ほども乗り続けていたろうか、しまいには「ポイントを10%にするには、現金かヨ○バシのカードが必要だけどお客さんヨ○バシのカード持ってないでしょ。ポイント無しの、この値段でどう?」と最初の提示より2000円安い値段を言ってくるので、もうアカン。でもやっぱりデザインが、と最後の抵抗を試みるヨメサンも「マッサージチェアだけはデザインで選んじゃいけない。デザイン優先で機能に劣る機種はすぐに使わなくなってリビングの肥やしになるだけ。家族的なところのあのデザイン性と小ささはもみ玉が首筋まで上がってこないからできる事。あそこは首筋全然揉めないでしょ」と撃破され、めでたく購入となりました。木曜の夜に配達の予定。わくわく。