一時間目は英語で科学ニュースを読む授業。英単語を辞書で引いて日本語に置き換えていくのが目的じゃなくって、ちゃんと内容を理解するのが目的だから、と何度も言う。っていうか、おんなじ事を毎年言っている。聞く人が入れ替わるのだから当たり前だけど、こっちは定点なわけで、定点側の主観としてはいったい何回言わせんねん、という。終わって卒論生を順番に個人指導する時間。今日はそのうち１人が教育実習でお休みなので、いつもより30分早く終わるはず、午後から実験なのでちょうどいいわい、と思っていたら、１人が遅刻して、お休みの人のスロットに食い込んでしまった。さらに、指導が捗らずに更に30分延長してので、結局予定より1時間も遅れてウチに帰ってくる。実験ではショウジョウバエを使うのだけど、どうも上手く増えてくれなくって、まいど近所の神社でトラップを仕掛けて採っているのだけど、それが時間がかかって律速段階なのよ。という事で、失った一時間は痛いなあ、と思っていたらば、グリーンウォールにしていたゴーヤが熟して破裂してしまったものを、ヨメサンがささやかな庭の一角にまとめておいてくれて、そこにショウジョウバエがたくさんたかっていて、つまり供給が万全になっていた。素晴らしい！でかしたヨメサン内助の功だ！！という事で、サクサク実験も進んで嬉しい限り。夜、宇宙から電波を降らす件で電話取材。これはポシャるの確定っぽい。来週の収録予定のところ、こんなところでポシャらせて先方は大丈夫かと心配するけれど、無い袖は振れないでねえ。そして、某誌の助言編集者になれとの依頼メールが来る。全く予想もしてなかったのでビックリして、SPAMかと一瞬疑ったけど（最近怪しいところからEditorial Boardにならないか？というメールがよく来るよね）、どうもそうではないらしく、そんな風に言ってもらえるのは、まあ動物行動学者として一人前になった事なのかなあと思って嬉しくなってしまったり。
