海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

雨の日の月曜日

週末今一つ捗らなかったまぐわい実験であって、今日はがんばんべーと思っていたら雨の予報じゃないか。とりあえず起きた時にはまだ降っておらず、レーダーを見るに後一時間くらいは雨雲も来なさそう、という事で、クモが網を張り終わった7時から観察を始める。そしたら意外と雨はふらず、8時過ぎには二個体を交尾させる。で、メスを網から下ろして検鏡して、もう一度網に戻してやろうと思ったわけだ。戻す時には手に乗せたクモをつついて飛び降りさせ、糸でぶら下がった状態にしてやってクモを網の中心に近づけてやるとスムーズ。だけど、勢い余るのか体が重いのかわからないけど、地面まで落ちちゃう事が時々あって、もう片手で防いでやるのだけど、今日は落ちてきたクモを受け損ねてはじいてしまい、網の近くにあったカメ池にドボン!

ギャ!と思って水面を探すもいない。ゲゲゲゲ!ギンメッキって浮かべないの?!これは勉強に、、とか言ってる場合じゃなくって。大変!!慌ててカメを外に出し、水底を覗くけれど、緑に濁った水でよく見えない。池に使ってるトロ舟をひっくり返せば水はなくなるけど、どう考えてもクモも一緒に流されてわけわからなくなる。という事で、手で少しずつ水をすくって、1/3ほど減らしたところで脚を投げ出してそこにひっくり返ってるクモを発見。救出成功!ついている藻を水で流し、手のひらで包んで息を吹きかけて乾かしてやるうちに息を吹き返す。ホッとして今度は直接手から網の上に乗せてやる。この時およそ9時。まだ雨は降ってこない。朝ご飯を食べて、月末締め切りの某原稿の仕上げをしていると11時。まだ降らないので、これは?と思って近くの竹林にクモ取りに。13時に帰ってきて、お昼を食べて、まだ降らない。これってひょっとして夕方まで降らないんじゃない?と思って、予定変更してクモの体重を測るべく研究室に。すると往路で雨が降ってくるわけよ。まあしゃーない。体重測ったので、帰ってきて、実験に使わない個体は林に返してやる。で、今日交尾した個体を網に返すわけだけど、朝に溺れた個体が、また落ちた!!今度は学習したので池には落ちなかったけれども、でも、落ちたところがわからなくなって、見つからない!!雨の中5分ほどはいつくばって探したけれどどうにも見つからないので、諦める。朝に溺れたダメージでもあったのかなあ。明日出てきてくれればいいけど。大変心苦しい。