海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

化け草履

朝、ヨメサンに連れられて久しぶりに畑に行くと、草原になっていた。自然農幻想を持つヨメサンは抜いた雑草を畝に敷き詰めるのだけど、今年の不順な天気でそれがグズグズになっていて、更なる雑草の苗床と化していたという。と言う事でガシガシ抜いて、抜ききれなかった根っこを叩くべく鍬ふるったりしていると、なんか握力が失われてくる。こりゃまずい。というのも、昨日やっとマイクロハサミが入荷されたので、午後はしりつの予定だからだな。握力が失われた状態で細かい作業などできようものか。なので予定の6割の面積やっつけたところで帰ってくる。お昼を食べて、いよいよしりつだ。このマイクロハサミ、ゾーリンゲン製でなんと4万円。ゾーリンゲンって言うと中学生の時代に習ったときに「草履人間みたい、ぷぷぷ」とかアホな事考えてたものだが、まさかこの年になってそこの刃物を初めて使う事になるとは。感慨深い。とか言ってる場合じゃなくて、ともかくも、試そうとするのだけど、手が震えるわけよ。昔は1cmほどのアリやクモに個体識別のマーキングするくらい細かい作業が得意だったものだが。。。ともかく、それでも精神を統一し息を止めて少しでも手の震えを抑えて切ってみる。前回の経験から、切ってはいけない領域がわかっていて、そこを避けようと思うのでますます難しいのだけど、思い切って刃を閉じると、さくっと切れた!!切れた跡は自然状態で切れた時とそっくり!やったしりつ成功。さすがは4万円のゾーリンゲン。これで懸案だった実験ができるわけで。今年のデータも一つのまとまりになりそう。うれしー。教えてくれたT須賀さんありがとう!!