海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

森林浴

今の勤め先では卒研生の配属は、学生の希望を取って定員を越えたら教員に選考の権利が生じる。で、一次希望で選に漏れると第二希望は定員に空きのある不人気教員の中から選ばなければならない。理屈ではこれはなかなか良い制度で、教員的には希望者が増えればやりやすい学生を選抜することができるので無茶な研究室運営はしにくくなるし、学生の側からすれば人気の先生に選ばれるべく努力するインセンティブが生まれる。ただ、私のように本人の資質とは違う構造的な面で人気のない教員は(文系の学部で生態学研究とか言われちゃ人気の出ようはずもない)一次希望で定員を埋められないので、そう上手くは行かないのだが。まあ、マクロでオッケーなやり方がミクロな不都合を消し去るものではないのは、当たり前なのでしゃーないのだが。ともかく、今日はそんなわけで他所で落とされて二次希望を申し出てきた学生と面談すべく、土曜日だけど研究室に。他所で落とされたからといって必ずしもやりにくい人とは限らないのだけどね。

面談を終えてお昼を食べて、午後は将軍塚に。同僚先生が京都市を巻き込んで東山のナラがれ木を薪にして配布するイベントをやっているのでもらいに行く。とはいえ、運ぶ方法としては、CR-Vのトランクしかなく、シートを倒した時の最大容量が900リットルしかないので、積み上げるって言ってもマンパンに積めるわけもないので、6割ほどかなと見込んで30束だけもらうことに。一束300円の協力金を払うので9000円だ。これで二週間ほどの燃料になるので、もし冬季4ヶ月ほどの暖房を全てこの価格で賄うとしたら全部で72000円。文明的暖房費とトントンくらいか。この3割引だったら一も二もなく飛びつくんだけど。ともかく、薪は割りたてで、木のいい香りで満ちた車で帰ってきた。いい香りがするということは、つまりこれは乾かさんといかんということだね。