しばらく前に教員免許に関する法律が改正されて、教職課程を取る学生に、教職履修カルテに基づく面談というのをしなくちゃならなくなった。年に一度面談して学生の履修状況を把握しようという、まあ最近はやりの管理強化の一環だ。で、普通はそういうのは教職課程関係の教員がやってこそうまく行くのだと思うのだが、なぜか私の今いるところでは平場の教員が担当するのだな。自分のゼミ生に教員志望者がいると面談しなきゃならないという。で、カルテはウェブ上にあって、面談記録を保存したのが4月のこと。それが6月になって、事務から「早く面談してください」と督促されたわけだ。いや、とっくにやったけど？と返事をしたらば、そう言われたのは私だけじゃなく、他にも多くの教員が既に面談したにもかかわらず、督促を受けていたことが判明。つまり、何かシステム上のトラブルで面談の記録が失われて、バックアップなどもどこにもないという、ちょっと信じられないレベルの事態が起こっているらしい。原因は不明。それでも事務は「再面談しろ」というわけ。そんなこと言われても、もう一回やってまた記録が失われるのは怖いわけで、グズグズ一ヶ月ほど放置していたわけだ。が、今日が前期の最終授業日で、ちょうど当該学生と会って話をする機会があったので、「そういえば4月にやったあの面談が…」と説明して、も一度面談をしたわけ。で、不安に思いながらカルテに記入。書くべき項目は8つあって、そのうち7番目は他所の学部の人だけに必要なものということで、空欄のまま保存ボタンを押す。と、エラーメッセージ。「7番目の項目が未記入です」と。いやでも、だって書かなくていいんだし、とメッセージのOKボタンを押すと、っていうかOKボタンしかないのでそれを押すと、uploadingとしばし表示されて元の画面に戻ったわけ。よし仕事終わり、と、ブラウザを閉めようとした時に、待てよ？と思った私はエラかった。私的には処理は順調に進んだように思っていたけど、ひょっとして、未記入項目のせいで実は保存できてないとか？そう言われれば保存したと思って戻った画面は入力画面じゃん？ということで、7番目の項目にダミーの文字列を入れて保存を試みたら、今度はエラーも出ずに、保存完了の表示が出た！これさっきは出なかったよ！！やっぱりさっきは保存されてなかったのか！！！このUIで保存に失敗したことなんかわかるかい！！！
そうかこれが問題の原因だったのか。だったら、他の人たちもまた同じトラップにハマって記録が失われる可能性大アリだ。ということで、一応報告しておいたんだが、しかしこの原因を私が見つけるってのはどうなんですかねえ。どう見ても私の仕事じゃないんだが。
まあそんなわけで、前期の授業もすべて終わり。やっと一息つけますよ。と、夕方から三宮に出てU丸さんと飲む。部活がファシズムの温床になりうることについて訴える。で新快速に乗って帰ってくるのだが当然沈没してしまい、ふと気がつくと乗り換え駅で、ギリギリ飛び出して事なきを得たけど、この時間に乗り過ごしたら、帰ってくる事ができなくなるところだった。ヤバかった。
