海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

借金返済

関西に移ってきたときに当てた科研費、本当は3年で終わりのところ、使い残しがあれば延長申請してもう1年扱うことができるようになったわけ。これで無駄な使い切りしなくてよくって素晴らしい。っていうか、つまり三年終了時に報告書書かなくっていいって事やんか、と、去年嬉々として延長を選んだのだが、報告書はどこかで書かなきゃならないわけで単なる先延ばしである。ということに、今更気がつく四年目終了の春。学会大会の事務と実験が一段落して、やっと余裕ができたので報告書書きに取り組む。去年から新しいテーマで科研費もらってて、その前の話なんてもう忘却の彼方なのでなんとなく書くのが億劫だなあと思っていて、実際過去の実績報告書を掘り出してこないと取りかかれなかったのだけど、書き始めてみたら、オレって結構面白いことやってたやんと思えてオメデタイ。いやホントに自分でも忘れかけていたデータとか次々思い出すわけ。で、なんで忘れているかというと、結局面白いんだけど結果が微妙だったりして論文にしてないからだな。まあでも、こういう無駄になったデータを持ってるのって、そんなに悪くないような気がする。研究にとってのある種の深みというか伸び代というかそういうのになるような。