海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

差配師の憂鬱

卒論生の配属を決める時期なので、配属を希望する学生と面談している。面談といっても、何か選抜してやろうというわけではなくて、生き物の観察に基づいて卒論を書くことのいやったさについてとうとうと語って、学生に自分の希望についてもう一度検討してもらうのが目的である。何せ私のいるところが文系仕様。そのイメージで、生き物相手でしかも生態的データをとって卒論にしなきゃいけないところに来ちゃうと、自然相手の活動の思い通りに行かないっぷりにめげてしまって辛いことになるからだ。つうことでウチのところはそうじゃないからって、イメージを改めてもらいたいのである。で、私のみるところ学生には3タイプいて、一つ目がイメージが書き換えられてがっかりして去っていく人だ。二つ目が思い通りに行かないのが何がしんどいの?ってけろっとしている人。この2つのパターンなら、私としても問題ないのだが、厄介なのが三つ目のパターンで、私が一生懸命「君の思ってるような生き物観察してハッピー、みたいなふわふわな卒論と違うから。野外観察って思い通りにならなくて人によってはすごいしんどいから」と説明しても、それを「オレに服従しろ」とのサインと読み取って「がんばります」と空ろな目で返してくるタイプだ。違うねん、サボるなっていってるんじゃないねん、これは相性の問題だから頑張ってどうにかなるものとちがうねん、と、重ねて訴えるも、これもさらなる服従のサインと読み取られて「がんばります」だ。私としては、こういうパターンに落ち込まないよう、できるだけ上手に話を持っていこうと毎年しているわけ。で、今年は今のところ3番目のパターンが1人もいないよ!今日で希望提出の1次締めきりなんだけど、2次募集もこの調子で頼むよ!