海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

トリアージ

一晩寝て、昨日の衝撃から少し落ち着いてきた。一応説明しておくと、就任を拒絶する事はできない。就任したくなければ辞職するくらいしか手がないので、さすがにまだ中高生の子どもがいるのに何の準備もなく職を捨てるわけには行かない。だから選ばれた以上学部長にはならざるを得ないわけだ(だからこそ当人の都合も聞かずに黙って選ぶという今回の行為は暴力的)。仕方がないから、来年度やろうと思っていた自分の仕事が可能かどうか検討を始める。今の段階でオファーがあるもの、やろうと思っているものを並べて大事なものから優先順位をつけて行き、そのことにかかるコスト量を見積もる。その結果、外国の人から生理学系の国際誌にレビュー書いてくれないか?と言われていたのは蹴らざるを得ないという結論に達する。英語のレビューは大変だという事、締め切りまでの時間が十分あるわけでもないという事、研究者としての先が見えてきた中でレビューを書く事の自分的重要性が下がっている事、の三点からの決断だ。いや、これが無ければ、せっかくの依頼だしがんばって書こうかと思って、あとは踏ん切りだけ、と思ってたのに。悔しい。で、あとのは基本的に受ける事にする。やっぱ蹴れない。どれも私がワクワクする話だもんで。やっぱ人間自分のしたいことしている時が一番パフォーマンスあがるわけで、それをしなくなったら終わりだからさ。まあ何とか両立できるさオレ有能だし。もし難しくなりそうだったら、学部長の仕事に割を食わせりゃ良いんだしな。知らんがな。