海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

ファミリービジネス

勤務先は今年は対面授業を基本とすることになっていたわけだけど、昨日の段階で、授業担当者の裁量でオンラインに切り替えても構わないと言うように方針変更されていたことを今朝知る。なぜ学部長なのに事前に知らされていないのか不思議だが、まあそういうポジションだということですよ。別にそれならそれで全然構わんよ。そのつもりでやるだけだし。いや、それはともかく、この方針転換は至極当然である。こと今の勤務先は、コロナ対応に関して言うとそれなりにまともなので、そこはありがたい。ということで、立ち講義は即座にオンラインにすることを決定。もとからこの事態を見越して最小限のコストで切り替えができるよう反転授業形式を採用していたわけだからね。あと、いくつかある少人数科目について、Zoomを使った同期型オンライン授業が可能かどうか受講生に聞いて回る。私の科目だけZoomにしても前後の科目が対面だったりすると、結局私の科目の時間も大学にいなければならなくなるわけで、そういう人が多数になるのならZoom使う意味が無くなるから、とにかくそういう人がどのくらいいるかを調査する必要があるわけ。で、こういうときLINEって便利なのね。授業用にグループを作っていたクラスはほぼ一瞬といえるような時間で全員から返事が返ってきて、問題なくオンラインに移行できることが決定。もう1つ、木曜日の科目はLMSを使った連絡になって、これは一日書けて半分くらいしか返事がこなかったので決定は後日。さらに火曜日の科目はもう連絡もせずに明日やむなく対面で初回をやることにして、その時にどうするか決めることに。

午後はミシマ社のホシノさんとZoom。またミシマガで書きましょうかねえ、というお話。うれしいうれしい。私的にはこの一年の新聞連載で、柔らかい動物コラムを書く事についてすっかり自信がついたので、もうナンボでも書きますよ、という精神状態なの。これを利用しない手はないよね、という。で、すっかり嬉しくなった夕方、告示日を明日に控えたヨメサンから命令が下りてくる。今から役場に行って、選挙人名簿から有権者の住所100件書き写して来いという。町議会選挙の候補者は公費で800枚の選挙ハガキを期間中に送ることができるのだけど、そんな普通800人も知り合いおらんわけですよ。だけど、上の子はいまや18歳となって新有権者なわけで、ということは、上の子の同級生もみな新有権者。で、18歳は若い人の中で突出して投票率が高い年齢。そりゃ選挙権持ったら使いたくなるわな。上の子の同級生諸氏においては初めての選挙が今回だ。ということで彼らに選挙ハガキを出したいのだけど、プライバシー重視の昨今はクラス名簿とかもないわけだ。で、選挙人名簿である。これは、町内の全有権者の氏名、住所、生年月日が書かれたリストであって、手続きを踏めば誰でも閲覧することができ、写真撮影はダメだけれども選挙ハガキ送付のために書き写すことは可能なのである(選挙が終わったら書き写したものは廃棄する必要がある)。ということで、これプライバシー保護に空いた大穴に見えるのだけど、ともあれ今回はまったく知らない相手でもない同級生なので、ちょっと調べさせてもらおうというね。で、先も書いたがこのリストには生年月日が記載されているので、ウチの子の小中学校の校区に住んでいて、一定の生年月日を持つ人をピックアップして書き写すわけ。この作業して、本当に若い人って数が少ないんだなって実感する。リストを何枚もめくってやっと1人見つけられる、みたいな感じだからね。で、書き写したものを持って帰ってきて、今度は上の子にチェックしてもらうわけ。これ本当に同級生?って。中には私学とかいってて面識のない人もいるかもしれんじゃないか。で、上の子のチェックが済んだら今度は選挙ハガキの宛先を書いてもらって、ついでに「母をよろしく」みたいなメッセージも書き込んでもらう。18にもなると、こういうことをいやがらずにやってくれるようになっていて、本当にありがたい。ウチの子は素直で良いよ。