海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

二足のわらじ

いよいよヨメサンの選挙の告示日。事務所はウチの前のタープだといっても、選挙スタッフは自宅の中にも出入りするわけで朝はその準備。いろいろ片づけたり、ニャーちゃんたちが脱走しないよう二階に閉じこめスペースを作ったり、もちろん家事もしなくちゃよ。とか言ってると、辻元さんがやってきて、ヨメサンを激励してくれる。ありがたいありがたい。国会議員の気配りというのはすごいものである。と、そうこうするうちに人が集まってきて、選管に行ったスタッフからは、ポスター番号の知らせが入ってきたり、その情報に基づいてポスター貼りチームを送り出したり。ちなみに、ポスター貼りは友好的な4陣営で手分けして行うので全60ヵ所強の掲示場所のうち、ウチが担当するのは18ヵ所。で、今回は迷いに迷ったうえで選挙カーを使うことにしていて(前回は自転車だけしか使わなかった)、それが昨日納車されていたので、それが実際に使えるかどうかテストしてみたり。と、私は2時間目に授業があるのでもう出かけなきゃならないの。ということで後ろ髪引かれながら出かける。ギリギリまで自宅にいる都合上、久しぶりに電車通勤。駅からはタクシー。で、少人数授業。昨日書いたように、急すぎて連絡が難しかったので対面でやらざるを得なかったやつだ。これが最初からオンラインとわかっていれば、今日も自宅で選挙の手伝いしながら授業できたってのにさ。まあいいや。今日は初回なので、こういう事情なのでオンラインにする手もありますが皆さんどうでしょう?と尋ねてみたわけ。そしたらこの科目の対象は二回生だった。彼女らは新入生だった去年をほとんどオンライン授業で過ごしていたわけで、対面でやりたいという圧力が非常に強く、オンライン化は一蹴されてしまったという。この科目は実習的な内容があるので、対面でやるメリットが比較的大きいものだから、まあいいのだけど。しかし私の個人的な利害得失感覚からいうと、実習的とはいえ対面でやることのメリットが、この医療崩壊が現実になっている関西で公共交通機関で大学に来たり大勢で集まって話をしたりすることから来る感染リスクの増大と変異株の影響による若年層の健康リスクの増大を補えるものだとは到底思えないのだけど、人のリスク感というのは個人差があるからな。そう思う人がたくさんいるのも、まああるかな。ということで、じゃあこの科目はオンラインへの移行はとりあえず見送りましょうか、ということになる。とはいえ、おそらく事態はこの後も改善しないので、一・二回は対面でやれてもどのみちオンラインにならざるを得ないだろうな、とは心の中で思いながらだ。で、授業が終わって、学生対応を複数片づけたところで、飛んで帰ってくる。800枚の選挙ハガキがまだ完成しておらず、あと100枚くらい手持ちの名簿を使って作らなきゃいけないのだな。既に600枚くらいは自分たちの知り合いや支援してくれる町の人たちの知り合いを紹介してもらうことで埋めていたのだけど、それでも100枚残っているので、名簿はあるのだけどあまり効果が期待できないので後回しにしていたものを投入するというわけだ。いや、もっと早くやっとけよという話にはならない。午前中は、選挙期間中に公費でまくことができるようになった選挙ビラに証紙を張るという作業をやっていたのである。1600枚。選挙って莫大に紙を消費するのですよ。小さな町レベルの選挙でこうなんだから、日本中でどれだけ選挙で紙が消費されているかというともう気が遠くなる。これなんとかならんのかなあ。てなことを言ってる場合じゃないので、ハガキ書きに参入。明日から期日前投票が始まるので、選挙ハガキは明日には配達してもらいたく、そのためには今日の17時までに郵便局に持ち込む必要があるので、余った人員は全部そこに投入である。ということで、私も汚い字で「よろしくお願いします」とか書く。名前とか書き間違えてはいけないので神経使う作業だ。で、ギリギリ閉まる10分前に持ち込むことに成功。これで初日の事務作業はほぼ完了である、と、司令塔役のスタッフさんから聞いてホッとする。で、夜中、オンデマンド化する元反転授業、教材動画を見て質問を事前に出してもらって教室でそれに答える形で進めるつもりだったので、その回答音声を吹き込む作業を行う。これがまた手間で、選挙の合間にやることじゃないわ。とはいえ、でも、オレはオンデマンド授業は大好きよ。とか言ってると、今日の昼間の受講生の1人からメール。実はオンラインを増やして欲しかったけど言えなかった、とのこと。そうかそうだよな。わかりました配慮しますとお返事。学生諸氏には同調圧力を気にしない人に育って欲しい。