海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

オレが主役

フィールド装束を調え朝9時に最寄り駅に。今日は某テレ東のミニ番組のロケがあるのだ。で、2週間前にzoomで話したディレクター氏と合流。あれ?先生どうやってここまで来たんですか?と言われて、歩きですよー、って答えたら、実は車が狭くて僕とカメラマンの二人しか乗れなくて、と言いだす。なんでも昨日福井でロケをしていて、豪雨で電車が止まってしまい急遽レンタカーで移動したんだけど、小さな車しかなかったとおっしゃる。そうかあ。と車を見ると、荷物を寄せたらなんとか一人入れそうで、数分も走れば着くから、ということで無理やり乗り込む。で、いつものクモ取りフィールドで撮影。私にとっては何でもないジョロウグモやギンメッキやウズグモとかを見せると、もう大喜びで撮影しはるから、こっちも嬉しくなって色々喋る。カメラマンが女性で、技術職というのは無愛想なものでキャップなどかぶっておられるので、ストリートオブファイヤーのマッコイみたいだなあカッコいい、とか思うのだけど、時々こっちがギャグを発すると笑ってくれるので、またそれがいい感じなのである。まあそれはともかく、色々撮ってると3時間ほどあっという間。で、ウチで飼ってるマルゴミグモの絵も録りたいというので急遽ウチに。自宅間のあるショットも撮りたいと言われてチェアに座って自分の本を読むふりしてみたり。で、いったん解散で、午後からは研究室に移動して私のインタビューを録るの。なんか、ディレクターさんに乗せられて、「僕にとって映画をみるのと研究するのは地続きなんですよー」みたいなことを口走る。そういえば、こういうことは昔一度そうかもなって思ったことあるんだけど、あんまり深く追求したことはなかった。けど、今日話していて、結構大事なポイントなのかもしれないな、と思った。これ、結構大事な収穫かもオレ的に。そして最後に階段を上っているところも録る。なんかこれはお約束らしい。目線は遠くなので、足下が分からない状態で階段を上るのはおっかなびっくりだがこけずにできた。で、マッコイに「ちゃんと最初っから遠くを見て登られる先生は珍しいですよ」とお褒めをいただいて、うれしいオレだ。つうことでロケに費やした一日だった。おつかれー。楽しかった。