海の底には何がある

これは日記だ。ブログじゃない。

学会のお勤め関係の準備はほぼ終わった。発表の準備なんてのはすぐできる老兵であって、普通はこれで余裕をかませるところであるが、今回はそうはいかない。賞なんかもらっちゃったもんで、受賞講演をしなきゃいけないのだ。賞をもらうだけでも恥ずかしいというのに、そのうえそれにまつわる講演までしなきゃいけないなんて、なんという恐るべき羞恥プレイであることだ、逃げたい、、、とか思っていたのである。が、新聞記事が出た時に本上さんからもらったメールに「受賞講演ありますか?」みたいなことが書かれていたので、これはちゃんとやらなきゃ、って気を取り直したわけ。いや、受賞講演は学会の総会でやるから、聞いてもらえるわけじゃないんだけど、そういわれたら前向きに取り組む以外に何があろうものか。が、だ。何を喋ったらいいかわからんじゃないか。今回もらう賞は、普及活動がんばってえらかったね、というもので、研究の話をするのは筋違い。かといって、自分がいかに普及活動を頑張って成果を出したか、なんて話をしたら、ただのイヤミな自慢タレではないか。前門の虎後門の狼。どないせいっちゅうねん。ということでこないだからずっと何を話すかグジグジ悩んでいたのである。で、あろうことか、講演原稿なんて書き始めてしまった。。。オレ、基本なんでもアドリブで喋る人なんだけど、何を喋るか迷いのある状態というのは、アドリブで失敗する王道のパターンだ。一言いうたび不安になって、そこに10の言い訳をくっつけるので、聞いている人は「こいつ何が言いたいんだ?」となってしまうという。今回、それだけは避けたい。なんせ本上さんが気にしてくれた講演ではないか。失敗するわけには行かないよ。という流れの中での原稿作成だ。これを作って揉んでおけば、不安に陥ることもないし、アドリブで言い訳つけるのもかなり抑制できるであろうという目論見だ。で、一応形ができてきた。後は微調整してから何回か読んで練習だな。っていうか、日本語の講演で原稿作るの初めてなんですよ。